百八つの煩悩?

投稿日:2010年3月23日

未来塾の初級訓練では、アルファベットの発音を経て、次に単語に入ります。ここではカタカナになりやすい単語を集中的に練習し、英語の音の範疇に入るように鍛えていきます。

 

ここで登場するのが、合計108個の単語です。27のグル-プに分けられています。最初が P です。 P グル-プの一番目が park です。この段階までに、各受講生は P が必要とする鋭い破裂音を練習してきていますが、ここで初めて音の連結と呼んでいる訓練に入ります。個々の音を繋げていくのです。すなわち park の場合、 P 破裂でスタ-ト、破裂により生じた声と息のエネルギ-を利用して、a→r→kと素早く繋げていきます

 

Pグル-プの後は、 bat を冒頭とする B グループ、その次は mother を冒頭とする M グループと続き、最後の27番目は young を冒頭とする Y グループです。各グル-プは4つの単語から成りますので、全部で27×4の108個です。

 

これらカタカナになりやすい単語を、全てとはいかないまでも、少しでも多く英語の範疇に入るように練習を繰り返します。扱う単語の数は、仏教の教えによる人間の煩悩の数と、偶然とはいえ同じです。108個の単語の発音にひたすら励み、磨きがかかる度合いに比例して、受講生は英語音に関する煩悩から着実に脱却していけると言えるでしょう。

<ナガちゃん>