体験レッスン(2017年第1回)報告

投稿日:2017年3月2日

未来塾は2月18日土曜日、第1回目の体験レッスンを行い、8名の方が参加されました。毎回体験レッスンでは、参加者の受講目的を確認してレッスンをはじめます。参加者のニーズに当塾のレッスンが応えられるか、確認するためです。

今回の体験レッスンには、仕事で英語を使ってらして、「英語の聞き取りが出来ない」「発音がうまく出来ない」という問題意識を持っていたところ、中津燎子の著書を読み、今回の体験に参加を決めたと言う方が、数人いらっしゃいました。すべて40代から50代の会社員の方達です。

これまでもこのようなご自分の英語に対する問題意識をもって、体験レッスンに参加された方は、いらっしゃいました。しかし今回は切実さが違うのではないかと感じました。体験レッスンに取り組む姿勢を拝見して、また男性お二人が、ご自分の英語を録音してどこに問題があるのか、ご自分でチェックなさっていることを話されたことから、より問題が切実なのだと感じました。

背景には経済状況を含めた世界情勢の変化があるのではないかと思いました。私は日頃輸入事務の仕事をしています。アメリカの政権交代で、昨年の終わりから、為替レートの急激な変化がおこり、これからどうなるのか不安を感じながら仕事をしています。外国人と英語でお仕事をしている方達が、先行きが不透明にもかかわらず即決を迫られることが多くなっている状況があると思います。そんな状況で“相手の話している英語が聞き取れない”、“自分が話すときにどのように発音するのか、分からなくて英語が伝わらない、通じない”ということは、早急に解決したい問題ではないかと思ったのです。

体験レッスンでは、オリエンテーションの後、アルファベット、単語そしてスピーチの文章の音作りの一部を体験していただきました。音作りのポイントは、ご自分の息、声、口形、舌をコントロールして自分で英語の音を作るということです。そして最後に参加された方全員にレッスンを受けた感想をうかがいました。ある方が「自分の英語の音に発見があった、欧米人の英語の音を真似るのではなく、自分で英語の音をつくるという未来塾の発音訓練のコンセプトはとても面白い」と言ってらっしゃいました。

3時間足らずの体験レッスンでしたが、ほとんどの参加者が問題解決につながる手がかりを見い出されたようで私は思わず、ホッとしました。同時に中津燎子が生前、発音訓練の目的が異文化対応しながら生き残る、つまり地球上でのSURVIVALであると言っていたことを思い出し、この訓練をより多くのビジネスパーソンに受けて頂けたらと願いました。

<オサリン>