担当しているトレーナー達が、訓練や日常の中で気づいたことを綴っていきます。
わたくしが未来塾に入ったのは今から29年前の秋、丁度40歳の時です。自分の英語の発音に満足できずにいました。英語が本来持つ力強さに欠けると感じ、何とかもっと力強さを身につけたいと願いました。中津先生の著書、『なんで英語やるの?』や『未来塾って何?』を読み、未来塾の訓練講座はそのような自分のニーズに応えてくれるに違いない、是非受けてみたいと思いました。
10か月の初級コースを無我夢中で終えてみて、成果はどうだったでしょうか? 実のところ、どのくらい自分の英語音が力強くなったかについてははっきり覚えていません。只、確実に自分の英語音に占めるカタカナ度合が減ったと言えると思います。例えば、I(私)の持つべき音(自己主張音)やWが単語の中で担う音(原音と未来塾では呼びます)を発する時に、英語の範疇(はんちゅう)に入る音声として要求される息の量や鋭さを伴って作れるようになった気がします
何にもまして大きな発見は、いわゆる「流暢(りゅうちょう)」な英語の発音はGoodであると入塾前は信じて疑いませんでしたが、それは幻想であると気付いたことでした。コミュニケーションでは相手が存在し、その相手方にきちんと伝わなければ意味がない、そのためには話すスピードへの配慮が欠かせないという当たり前のことに目覚めました。話すスピードに配慮するようになりました。
英語の音作りを通してコミュニケーションの基本について気付きを高めていくことは可能と自分の体験を通して言えますし、未来塾の訓練はそれを日本人向けに効率よく進めるメソッドに基づいて実践されていると自負しています。
<ナガちゃん>