担当しているトレーナー達が、訓練や日常の中で気づいたことを綴っていきます。
三種の神器といえば、どなたもご存じのように、皇位の継承として歴代の天皇が受け継ぐ三つの宝物、鏡・玉・剣です。対比して、未来塾の訓練に絶対欠かせない三つの品物(いわば三種の神器)があります。それは鏡、録音機器、そしてテキストです。以下、鏡と録音機器について説明します。
なぜ鏡と録音機器が必携物なのかといいますと、両者とも事実を把握するための道具として入り用なのです。鏡は訓練中の舌の動きや口形のチェックのため、また録音機器は訓練で出した音の確認と分析に使います。
従って、鏡の場合、ある程度の大きさが必要です。テキストにはサイズとして、「縦20㎝ 横15㎝程度」と書かれています。この程度の大きさがないと、顔半分(口周り)から首の上部ぐらいまでを十分見ることはできません。時々、手鏡やコンパクトの鏡を持ってくる受講生がいますが、サイズが足りないことと、手にもたなければなりませんので、訓練には向きません。机の上に置ける設置型が適しています。
録音機器の方ですが、Tape Recorde、MD、最近流行のIC Recorder、いずれでもかまいません。訓練が一回最低2時間ありますので、それを全て収録できれば結構です。録音し、次回レッスンまでの一週間、できるだけ毎日、最低20分聞き直しをします。舞い上がっていた訓練時の自分の状況を、録音されたレッスンの内容を通して冷静に受け止め分析できるようになると、訓練の成果が目に見えて上がってくるでしょう。
最初に述べたいわゆる「三種の神器」は、それらを保有することが皇位継承にとって欠かせないわけですが、未来塾の三種の神器の方は、保有するだけでは全く足りません。如何にこの三つの道具を活用し訓練成果を上げるかが、最重要課題となります。
<ナガちゃん>