ちゃんと話しているつもりなのに聞きとってくれないのは自分のせい?

つまり、自分の言ったことを文字にしてみると、文法や用語に問題がないのに、なぜ相手が聞きとってくれないのだろう?ということでしょうか。

考えられる原因を3点挙げて、それぞれ対策を考えましょう。

『声が小さすぎて相手に届いていない。』

普段、声が小さいねと言われる人、よく聞き返される人は、息をたっぷり出して発声できるように、発声訓練やボイストレーニングを受けてみてはいかがでしょうか?一見、英語のスピーキングとは関係ないようですが、これが意外に効果があります。

『 早口過ぎる。』

発音のクリアさが不足していて早口で話すと、相手にはところどころしかわからず、あなたが何をいおうとしているのかつかめません。対策としては、もっとゆっくり話す、特に伝えたい部分は強調する、などはあまりにもあたりまえでしょうか。ひょっとしたら、流暢に英語を話そうとするあまり、相手に伝えるという意識が二の次になってはいませんか?そんな場合は意識を変えない限り直りません。

『発音がクリアでない。』

声のボリュームもスピードも問題ないのに聞き返される、聞き間違えられる、通じたという気がしないなどの場合は、子音のいくつかをクリアに発音することで、かなり改善されます。

まず、日本語には無い英語の音を自分が本当に把握し、身につけているかどうかチェックしてみましょう。例えば、F・V・Lなどです。

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次に、日本語にあるから大丈夫と思っている音も曲者です。例えば、K・M・Nなどです。Catやmilkが通じなかったとか、seventeenと言ったつもりなのにseventyと聞き間違えられたという例もあります。どの音も、日本語の子音に比べ、唇や舌のプレッシャーも息の勢いも、数倍の強さが必要です。

以上、ここに挙げた数個の子音を意識して強く丁寧に発音するだけでも、相手への伝わり方は格段に違ってきます。

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