外国人の前に出ると、あがったり気後れがしてしまいます。どうしたらいいでしょうか?

『あがったり気後れするのはごく当然と考えてみる。』

外国人と英語を使って仕事をしているような人を除き、普通の日本人にとって日本で英語を実際に話す機会はそれ程多くはありません。慣れない事を、初対面の外国人、特に目や髪や皮膚の色が異なり体格の良い人を相手に行うような場合、あがったり気後れするのは当然で、逆にそう考えれば気が楽になります。

『英語は外国語なので程々しかできなくて当然と覚悟を決める。』

あがる大きな原因の一つに、日本人の完璧主義があるのではないでしょうか。「できるだけ語法などの間違いがなくしかも流暢に話したい、それができないと恥ずかしい」といった気持ちです。心構えとしては立派でも、かえってスムーズな口頭での表現を縛ってしまいます。

『相手の外国人が最も求めているのは話の中身であると自覚する。』

繰り返しますが、あなたの英語の完璧さや上手さは求められていません。問題は、何を伝えたいかです。ポイントの絞込みが必要です。いくつかあれば、優先順位をつけてみましょう。

『話しのプロセスを楽しむつもりでやってみる。』

以上、3つの心構えや覚悟を決められれば、課題の半分以上は解決です。あとは語法や流暢さなどをあまり気にせず、話題のポイントを中心に、相手へゆっくり、はっきりとしかも丁寧に伝えることです。具体的に、筋道を立てて話しを展開するよう心がけてください。

以上の対策だけでもかなりリラックスできるはずです。

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