日本式流暢英語が通じないのは?【中津燎子のエッセイ】

日本観察日記

カタカナ英語は『英語』じゃない!

『3つの言語』

日本には3つの言葉があるんじゃないでしょうか。1つは本来の日本語、もう1つはカタカナ英語、そして英語。
なかでもカタカナ英語は街中に氾濫していますよね~。別にカタカナ英語はよくないという訳ではないのですョ。これは日本が作り出した独立した言語で、外来語を取り入れるには便利な言葉です。でも、カタカナ英語は「英語」ではありません!

まず発音が違います。“pencil”を“ペンシル”といっても相手には通じませんし、“silver”を“シルバー”だと思い込んでいると相手の言ってることが聴き取れません。
なのに、カタカナ英語と「英語」が同じだと無邪気に信じている日本人が多いように思います。これが、英語が通じなかったり誤解を招いたりするモトではないかしら。